PJT 二棟共同で計画した二軒家(4)

申請が下り、地鎮祭も終わっていよいよ基礎工事です。
近年の住宅の基礎は、鋼製型枠が主流となりました。設計事務所の設計による住宅は、なかなか規格の型枠に乗らないため、一部は、型枠大工さんの手を借りるところも出て来ますが、良くも悪くも鋼製型枠、脱型後の基礎肌の仕上がりは、きれいなものです。


これらの写真は、基礎立上がりのコンクリートを打った直後の状態ですから、まだ建物がどんなものになるのか想像もつきませんね。
実は、この計画は、3年ほど前から始まったもので、当初は、別の敷地で計画されていました。
したがってプランは少し現在のものと異なりますが、とのときの模型の写真をお見せしましょう。これは、構造模型と言われるもので、柱と梁、その他、空間のイメージ理解を助けるために、階段等を入れたものです。この模型で、イメージした空間が、かなり正しく理解できるようになります。


基礎を施工中には、大工さんが、柱梁などの構造体の加工(端部の加工)を行っています。最近では、コンピュータで興した加工図面を元に、機械が加工してくれるシステムがあります。プレカット加工と言って、新たな業態として発展中です。それでも特に難しい角度、勾配などの加工は。まだ手でやっているようです。
基礎工事が完了すると、コンクリートの強度が出るのを待って、いよいよ建て方です。