2012-01-01から1年間の記事一覧

PJT 二棟共同で計画した二軒家(4)

申請が下り、地鎮祭も終わっていよいよ基礎工事です。 近年の住宅の基礎は、鋼製型枠が主流となりました。設計事務所の設計による住宅は、なかなか規格の型枠に乗らないため、一部は、型枠大工さんの手を借りるところも出て来ますが、良くも悪くも鋼製型枠、…

PJT 二棟共同で計画した二軒家(3)

浄化槽の排水先は、敷地からはるか離れた別の疎水、ということに決まりました。 東側の奥羽山脈を水源とする、多数の小河川が、網の目のように絡むように流れながら合流を繰り返して、雄物川に流れ込みます。 農業用水は、これらの小河川の水を、地盤面の標…

PJT 二棟共同で計画した二軒家(2)

このあたりは、4月に入ってもまだそこここに雪が残るところです。 今年の4月10日の現場も、まだ雪景色でした。 申請対象の敷地は、この道路沿いの水路から奥に15メートルほどまでです。建物を建てるのに必要なだけ、クライアントのお父様から購入して頂きま…

PJT 二棟共同で計画した二軒家(1)

今回から、「PJT 二棟共同で計画した二軒家」の現場施工記録です。 このプロジェクトは、秋田県の某市で計画が進んでいます。 私がかつてその関連の劇場を設計を担当させて頂いたことのある、ある劇団に所属する方々の住宅新築計画です。実は、この計画は200…

古材で家具を作る=002

古材で家具を作る=002 今回は、造り付けの洗面台+壁面収納。 先ず写真を。 カウンター材は、古材の大梁を厚さ50ミリに割いたもの。洗面器は、市販の単体ものをクライアントの方に購入して頂いたものを現場で施工しています。 通常、古材に塗装を掛けることは…

本の装丁始めました-NO.6

本の装丁始めました-NO.66回目は、「さようなら、ぼくの魔女」。 本格ミステリーの、言語教育テキストへの翻訳版です。 仕事の出張先で偶然知り合った小さな女の子、最初の事件をきっかけに、主人公は、彼女を身内に返すためになにかと面倒を見る事になるの…

古材で家具を作る

古材で家具を作る=001古材というのは、大変面白い「素材」です。数十年、百数十年という時間が創りだす木の表情は、決して新しい木材で再現できるものではありません。窯の火が創り出す焼き物の表情にも似たものを感じます。 古民家を、現代住宅に甦らせる設…

本の装丁始めました-NO.5

本の装丁始めました-NO.55回目は、「太郎の夏休み」。 だれにでもある子供の頃の想い出。 小学生の頃のある夏休み、田舎の里山の森に迷い込み、小さな池のほとりで、不思議な老人と出会います。その老人に誘われて、深い池の中で不思議な体験をします。自分…

本の装丁始めました-NO.4

本の装丁始めました-NO.44回目は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の再話です。

本の装丁始めました-NO.3

本の装丁始めました-NO.3です。今回は、「横浜ミステリー」 横浜というスマートな近代都市を舞台に展開する、殺人事件ですが、クールに、こざっぱりと、現代の若い人たちの感情を、うまく捉えてストーリーは続いて行きます。 章が、細かく分かれており、読者…

本の装丁始めました-NO2

本の装丁始めました-NO2 です。今回のタイトルは、「大きな帽子の女」。 「翻案」として上宰されたものは、背景が現代ですが、元になった原作は、今昔物語の一章です。大変面白いアイデアです。 ストーリーを追って行く主体の、心あるいは頭の中のイメージの…

本の装丁始めました

本の装丁始めました。 あるテキストの装丁を依頼を頂き、現在のところ8巻まで完成しました。 デザインに際して何を考え、どのように進めて行ったのかということも、併せて少し書いてみます。 今回の8巻は、外国人向けの日本語教育システムのためのテキストで…